ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

2017年8月号

去年の今頃、Cafe Fatschの裏庭は草ボウボウで、利用しようという気にさえならない程忘れられていた。

ただ一人、のび太を除いては。

 

ドイツでアジアンスーパーにしか置いてない輸入野菜で、どうしてもノビコディナーでも使いたい野菜は自分たちで作ればいい。例えば紫蘇、春菊、水菜など。そんなアイデアから、試験的にこの裏庭で色々作ってみよう、ということに。

 

のび太がやる気になったら、もう誰も止められない。荒れ果てた裏庭はどんどん素敵な家庭菜園へと姿を変えていった。

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春菊、かぼちゃ、大根、パセリ、紫蘇、色んなハーブ、色んなお花を育て始め、そして苺も!

苺が庭にあるなんて素敵すぎるじゃないですか。何気に一番楽しみにしていたんだけど、、、

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家庭菜園が一つあるだけで、こんなほのぼのした日常を体験できる!

夏には、水菜、豆、唐辛子、トマトも育ち、裏庭はワサワサと息づいていった。

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いやぁいいもんですね。全部が全部、美味しくできたわけではないし、失敗もあったけど、こういうのあると満たされる、何かが。やっぱり作物があれば、食えなくて死ぬってことはないから、そういう安心感なのかな。生きる土台を得た!みたいな。

 

秋には大量の赤紫蘇が残ったので、紫蘇ジュースを作ってノビコディナーで売ってみたら結構好評で。

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来年はもっと沢山作って、ウォッカで紫蘇シュナップスも作って、紫蘇ビジネスを展開したい。なんて夢も膨らみます!

 

約1年の試験的な栽培を経て、来年からはもっと計画的に効率よくいこう!とのび太さんがさらにやる気を出しちゃって、裏庭はさらに変化を遂げ、野菜を作るスペースが増量した。手作りのベンチも置いて、良い休憩スペースに。

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後ろには、まだ小さな梨の木3本、椿一本も仲間入り。春が待ち遠しいです。

ノビコがオープンしたら、休憩時間にここで作物眺めながらコーヒー飲むんだ。

 

 

 

 

 

 

ノルウェー便り

 

ちょっと今更すぎるんだけど、もうすぐ2017年も終わるから振りかえってみようかな。

8月にね、ノルウェーを旅行したんです。

車でぐんぐんと北上して、デンマークも突っ切って、船乗って。

ノルウェーの南西だけだけど、ぐるりと車で。

 

すっごく素敵な旅だったので、帰って来てから友達に手紙を書くついでに、手書きの新聞「ノルウェー便り」を作って送りました。

 

学級新聞のノリで書くの、楽しかった。

ちょっと読みにくいかもだけど、ここにも載せます!

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最後の方、スペースがなくなって来て、尻切れとんぼみたいになっちゃたけど。

旅の間、のび太と話していて面白かったのは、私たちが割と当たり前にもってる価値観が、風土や文化が違うと当てはまらないことが往々にしてある、という事。

ノルウェーはお金持ちの国で、育児も教育も国が色々保障してくれる、めっちゃ子育てしやすそうな環境だけど、各家庭の子供の数はそう多くない。子供がたくさん欲しかったら持てるだろうけど、多くの人は1人〜3人いれば満足だろう。自分たちの喜びのために子供を作るのだから。

でも貧乏な国だったら?典型的なイメージとして、貧乏な国ほど人は子供を沢山作る。お金もない、環境も悪い、それでも子供を作るのは、それが自分たちの生きる術だから、とも言えるんじゃないかと。子供は彼らにとっては、金銭的に肉体的に自分たちの将来を支えてくれる希望、になり得る。そういう状況に対し、子供を自分のモノみたいに考えるのは良くないとか、ちゃんと育てられない環境なのに何故そんなに産むの?とか、こっちのモラルを振りかざして簡単に言えない。

あるいは、イヌイットの食文化は欧米人と触れることによって今では結構変わったらしいけど、作物が育たない環境で生き抜くには、壊血病にならない為に、生肉を食べビタミンを摂る事も生きる上で大事なこと。それ故菜食主義はここではちょっとハマらない。

近親者との交わりが多かったという話も、外部からの人の行き来が少ない地域で、他に道がないことを想像すると、モラルの問題として批判することはできない。

などなど。

環境や慣習や政治に抑圧されている人が少しでも少なくなればいいな、とは思うけど、これは抑圧だ!と思う価値観は、どの土地でもあるいはどのシーンでも共通しているわけじゃない。

小さな社会で生きていると、そういうこと忘れがちだけど、外へ飛び出して別の文化に触れると思い出す。

自分の価値基準は大事にすべきだけど、他人に押し付けないことはもっと大事だ。

その上で、コミュニケーションができたら最高だ。

 

何気にこの旅だけでなく、今年一年ずっと考えて来たことは、これかもしれない。

相手を尊重するって、一体どういうことなんだろうって。

多分これって答えはないってか一つじゃないだろうけど、これからもちゃんと考えて生きたいこと。

 

 

 

 

クラウドファンディング報告

少し報告が遅れましたが、ノビコのクラウドファンディング、無事目標額を越え、最終的に250人以上の方々に支援していただき、10,893€が集まりました。

そこから税金やら引かれ少し減りますが、改装資金はこれでほぼ賄えます!


本当に本当に、ありがとうございました!!!!!

 

すごい1年でした。お店を持つという夢が出来て、でもまずはコツコツ働いて場所を探して、、、と最初は考えていたのが、この急展開で、来年にはお店が出来るなんて!
Café Fatschは12月23日をもって閉店しました。それはとても寂しい事なんだけど、100%終わるわけじゃなく、ノビコへとつながる。Café Fatschの皆さんもそれを喜んでて、多くの方々の支援と期待をクラウドファンディングを通して感じて、この選択で良かったんだ、と今は確信してます。

 

私のドイツ語は、少しはマシになり、ゆっくりなら色々話せるってレベルで。

私だけではもちろん、何も動かないのです。

本当に自分は幸運をもらったと思う。良いパートナー、仲間に恵まれて、一緒に歩いていくチャンスがある。

出来る事はまだまだ少ないので、皆についていきながら、出来る事を精一杯やります!
ケルンに皆さんの居場所、作ります!
だからぜひ、遊びに来てね。

 

の、前にまず3月に日本に帰るんだった。
3月2日〜13日頃まで広島。
その後、三重、大阪、香川を巡って。
3月21日〜29日は、東京にいる予定。

 

各地の皆さん、お会いできるのを楽しみにしています!
これから色々計画立てるので、個別で何かしらの相談、連絡をすると思います。

どうぞよろしくお願いします!

 

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「ノビコ」クラウドファンディング始まりました!

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前回のブログで、ノビコディナーがついに来年4月から実店舗「ノビコ」として動き出す、という事を書きました。

準備は着々と進んでおり、どんなお店にしたいか、何を提供したいか、どう回していくか、やりたい事を実現するには何が必要なのか、考えるべき事は尽きません。

しかし、まず私たちの前に立ちはだかる問題は、

そう、資金。

お金がないと何もできない。というジレンマが今でも世の中に根強くあり、何かを始める前に足を止めてしまう、諦めてしまう事があると思うけど、実際はそうじゃない。

個人でお金を貯めて自由に消費するのも一つの方法だけど、お金を集めて、別の形でシェアをするという考え方もあって。それならば、多分もっとたくさんの事が可能になるんだと思います。

お店を始める私たち3人は、まあはっきり言って、お金ない。でもこのお店を始める事で、シェアできる事がたくさんあると信じています。美味しいご飯、仲間が集まる空間、この社会に対する一つのアクションとして。

もし、私たちの新しいお店に何かしらの期待を持ってもらえるなら、私たちはみなさんに少しでもサポートしていただける事をお願いします。

そんなこんなで、クラウドファンディングを始めました。

 

www.startnext.com

 

サイトは、全てドイツ語なので、このブログの中で内容やサポートの方法について、説明させてください。

 

ここから、かなり長くなりますが。

サイト内のプロジェクト紹介ビデオで話している事を、完璧じゃないけど訳します。

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私たちは、Niko、Lukas、Kiseです。

私たちは、少し前からケルンのカルクという街にある、コレクティブで運営するカフェ「Cafe Fatsch」にて、他の素敵な仲間と共に一緒に働いています。しかしこのお店は、残念ながら4年の素晴らしい時間を経て、今年いっぱいで閉店します。

以前より私たちは、一緒に自分たちのお店を開くという望みを持っていましたが、お手頃価格で提供し、なおかつ資金運営を可能にする、ちょうどいい空き店舗を見つける事は、ケルンでは難しい。そして今、Cafe Fatschのこの部屋が空くならば、私たちはぜひここで、「うどんBar&Cafe」という私たちの夢を実現させたいです。

すでに2016年夏からCafe Fatschでは、週に2日、夜にノビコディナーをやっています。この小さな枠の中で、色んなメニューを試し、私たちが一番楽しめる事は何かを考え、色んな発見を重ねてきました。最初は、既製のうどんを使っていましたが、まもなく、既製品とは大きく味わいの違う、手打ちうどんを作り始めました。この経験から、うどんこそが私たちの提供したいものであると確信しました。

典型的な日本のうどんは、殆どいつも魚の出汁を使ったスープで出されますが、私たちは本来の味を追いつつも、完全なヴィーガンである独自のレシピを作り上げてきました。

私たちはうどんだけでなく、他にも色々なメニューを提供したいと考えています。Cafe Fatschではお馴染みの、人気のケーキや焼き菓子、そしてFatschバーガーも、ノビコで続けていく予定です。

全体的に、今までのCafe Fatschで出来たことより、もっと魅力的なメニューを提供したいと願っていて、そのためには、この小さなキッチンを全面的に改装する必要があります。未来で、私たちがこのキッチンを利用できるようイメージすると、プロフェッショナルな排気システムや、うどんの麺やスープを作るための特別な調理機器が必要になります。

もし皆さんが、このクラウドファンディングを通して私たちを支援してくれるなら、とても嬉しいし、その支援があれば、未来でも美味しいうどんやケーキやバーガーを楽しむ事ができ、たとえ新しい形になったとしても、カルクに、この部屋が皆さんのために存在し続ける事になります。

クラウドファンディングの間も、Cafe Fatschのケーキやバーガーを、水曜と木曜の夜はノビコディナーのメニューをチェックすることができます。

ここまで観てくれてありがとう。そして皆さんの支援に感謝します。

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サイト内にはさらに詳しい説明がありますが、全てを翻訳すると、訳してる間にクラウドファンディングが終わってしまいそうなので、大切なポイントをいくつか。

 

1、麺

私たちが提供するうどんの一番のポイントは、自家製麺、という点です。誰が言い出したのか思い出せませんが、ドイツ=パン=小麦粉=うどん!という雑な方程式からうどんを打ち始め、試行錯誤を繰り返し、充分美味しいうどんが作れるようになりました。しかし、熟練者のスピードならまだしも素人のペースで、手打ちのうどんを毎日作るのはあまりに大変だ。ということで今は、イタリア産のパスタマシーンと生地マシーンに助けてもらい、生地を練ったり、伸ばしたり、切ったりしています。小麦粉は、未だにどの小麦粉を使えばうどんにとってベストなのか研究中ですが、ヨーロッパ内の、出来ればドイツ産の小麦粉を使っていきます。作りたてのうどんを、自分たちで作ったうどんを提供する(しかも身近な材料で)、という事に、私たちは意義を感じています。

 

2、食材の産地

日本料理を作るのだから、日本産の材料を使うのが大事か?というと、私たちにとっては、そうではありません。日本からあるいは遠いどこかの国から、わざわざ輸入するものには、輸送エネルギーがかかっています。ドイツで日本産のものは大体高価ですが、例えばアフリカから輸入されるものは、ドイツ産のものより安価だったりします。そこには全くフェアではない取引があります。輸送費がかかったとしても安価にできるほどの労働搾取もあります。私たちが日本食を作る上で大事な材料、例えば昆布はアイスランドから、豆腐は北ドイツから、米はイタリアから、醤油はオランダから、海苔はスペインから来ます。全部が全部ヨーロッパ産とはいかず、椎茸は中国から、味噌とみりんは日本から来ます。品質や産地についてパーフェクトとはいかないまでも、使う材料は意識的に選びたいと考えています。オーガニック食材を使うことよりも、どちらかというと地産地消とフェアな取引かどうかを意識したいです。

 

3、働く環境

私たちは、「ノビコ」をコレクティブで運営したいと思っています。これは、誰がオーナーということではなく、3人共が自主的に仕事に取り組み、お店を創造することを楽しむということです。3人共、飲食店業のプロではありません。だからこそ、始める価値があるようにも思います。お店に来るお客さんにとっても、自分たちにとっても居心地の良い場所にしたいし、そのために気をつけるべきことを考えていきたいです。そしてこの仕事で生活できるというのが、一つの目標でもあります。

 

4、価格

日本食はドイツでは、高価なものおしゃれなものというイメージがあります。私もいくつかの日本食レストランでそのイメージを借りたぼったくり商法を目の当たりにしました。その上美味しくなかったりすると、本当に腹が立ちます。ノビコでは、なるべく消費者側に立った値段設定にできるよう、気をつけます。人々が気軽にケバブを楽しむように、ノビコでは気軽にうどんをすすってもらえますように。

私たちが日本料理を作ることの意味は、「日本」というレーベルを掲げることではありません。また、おしゃれなオーガニックレストランを目指しているわけでもありません。

 

5、クラウドファンディングで得た支援金の使い道

ドイツは飲食店に関する法律が厳しく、もしお店で揚げ物をしたいなら、しっかりとした排気システムをつける必要があります。今、これがない為、Cafe Fatschでは揚げ物ができません。ノビコで私たちはどうしても、揚げ物を提供したいのです。うどんのお供にかき揚げや天ぷらがないのは、やはり寂しいですよね。

来年1月よりその排気システムの為の工事が始まる予定です。まずはそこにお金が必要で、その他にもうどんの生地を捏ねる為のマシーンやうどんを茹でるための調理機器、ガスコンロ、などなど新たに揃えるべきものが沢山あります。皆さんからの支援金は、その為に使われます。

 

6、クラウドファンディングの仕組み

このクラウドファンディングの目標設定額は、10,000€です。日本円だと約130万円。この金額に達成しなかった場合、私たちは一銭もいただけません。目標額に達成した場合のみ、皆さんからお金が振り込まれます。全ては支援額が目標設定額に達してから、になります。1月からの工事に必要な資金のため、締め切りも12月18日と短いですが、日本からの支援も絶賛受付中です!

 

7、リターン

サイトのDankeschönsがリターンについての説明です。"Auswählen"をクリックするとそのリターンが選ばれます。(写真はクラウドファンディングサイトを見てね!)

5€  パッチ「TOFU」or「UDON

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10€  お食事券(1食&1ドリンク)

15€  UDONナップサック「EAT UDON SMASH NATIONALISM」

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20€  KITSUNE Tシャツ

   (色の組み合わせは3つ。デザインは胸のあたりにプリントされます。)

             サイズ(S、M、L、XL、XXL)と

    色(Beige(ベージュ)、Kaki(カーキ)、Schwarz(黒)と

    形(Tailliert(タイト)gerader Schnitt(ストレート))が選べます。

Welche Farbe hättest du gerne? Welche Größe brauchst du? Tailliert oder gerader Schnitt?の後にある空欄に希望を入力してください。

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25€  UDONナップサック「EAT UDON SMASH NATIONALISM」+箸(日本で購入)

30€  KITSUNE Tシャツ+箸(日本で購入)

50€  パッチ「TOFU」and「UDON

    +UDONナップサック「EAT UDON SMASH NATIONALISM」

    +KITSUNE Tシャツ +箸(日本で購入)

60€  ホール型ヴィーガンケーキをオーダーメイド

80€  4人分の簡単コース食事券(スープ、メイン、デザート、ドリンク)

100€  記載されたメニューを全部一回ずつ食べれる食事券

500€  10人のためのプライベートディナー券(貸切で3時間のみ)

1,000€    1年間のフリーお食事券

 

私たちは来年3月に日本に行くので、日本在住の方々には、その時にリターンをお届けできます。お食事券は、ケルンに来てもらわないと、楽しめませんが。。。

お店が近くにあるわけではないけど、いつかケルンに遊びに来られた際は、皆さんにとって温かいホームのような場所があるんだ、と思っていただけたら嬉しいです。

 

8、必要な記入項目について

 リターンを選ぶと、上の方に" Unterstütze mit einem freien Betrag ohne ein Dankeschön. "という欄も出てきます。これは、リターンなしで自由に支援額を設定できる、ということです。リターンと組み合わせて支援額をプラスすることも出来ます。

リターンなしの場合、必須事項は"Vorname"(名前)"Nachname"(苗字)と”E-mail"です。

リターンを選んだ場合、"Lieferadresse&Rechnungsadresse"も入力する必要があります。これは、リターンのお届け先です。日本語で大丈夫です。"Straße, Hausnummer"に町名、番地。"PLZ"に郵便番号。"Stadt"に市名、"Bundesland"に県名、"Land"はJapanを選択です。

支払い方法は、日本からだと"Kreditkarte"クレジットカード(Mastercard or VISA)のみになります。

下の方に、支援額が表示されますが、"Unterstützung für Startnext"という項目もあり、自動的にこのクラウドファンディングサイトへの支援もいくらか加算されてしまいます。しかし、これはゼロにする事が出来ます。「Betrag ändern」をクリックするとスライダーが表示されるので、自由に調整してください。

 

"Ich stimme den Allgemeinen Nutzungsbedingungen von Startnext zu. "にチェックを入れてください。これはこのクラウドファンディング利用規約へ同意するかどうか、です。

 "Jetzt zahlungspflichtig unterstützen"でクレジットカードの情報を入力するページが出てきます。

 "Karteninhaber" はカードに記載されているカードを所持者名です。"Kartennummer"はカード番号です。"Ablaufdatem"はカードの有効期限、"CVC"はカード裏面記載のコードです。

右下の"Zahlungspflichtig unterstützen"クリックで支援完了です。

最後に、記載したメールアドレスに、確認のメールが届きます。

 

わー長い長い!

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

最後にこのプロジェクトをやっている3人について、少し紹介。

 

◉Kise

Cafe Fatschオーナーの一人。実質Cafe Fatschの運営について一番関わっているのはこの人。ケルンのアクティビストが集うスペースAZでも定期的にBarを運営していた。ヴィーガンケーキのアイデアを無限大に持っている。電気系統に非常に詳しい。また、日本発祥のヘボいロボット同士を対戦させる「ヘボコン」に感銘を受け、ケルンでも2回「ヘボコン」を企画・開催。ロボット作るの大好き。

◉Lukas

東京高円寺にある、日替わり店主の店「なんとかBar」に影響を受け、ケルンでもスペースAZ内に「Nantoka-Bar」を作ったのはこの人。2016年に東京のなんとかBarでニコと共に一ヶ月限定の「Nobiko Lunch」を運営したことをきっかけに、今度はケルンで「Nobiko Dinner 」をスタート。一番好きな日本食は天丼。植物が好きで、現在はCafe Fatschの庭で野菜をつくっている。春菊、水菜、紫蘇など、ノビコのメニューにも重宝している。日本でのあだ名は「のび太」。

◉Niko

東京在住時、高円寺にある、日替わり店主の店「なんとかBar」で月1で店主を担当。2016年にのび太と共に一ヶ月限定の「Nobiko Lunch」を運営。2016年秋にケルンに移住し、「Nobiko Dinner 」に参加。全ての麺類が好きで、食べるのも早い。うどん、蕎麦、ラーメンなら平均5分で完食できる。イラスト、漫画、木版画の制作もしている。ドイツ語勉強中。

 

◉ Special Thanks

「TOFU」パッチのデザインを提供してくれたのは、新宿にあるナイスなInfoshop「IRREGULAR RHYTHM ASYLUM」の成田さん!ありがとうございます。

そしてノビコのWebsiteを作ってくれたMelさん。いつもお世話になっています。Vielen vielen Dank!!!!

 

 

以上!

クラウドファンディングについてでした。

読んでくださった方、本当にありがとう!

3月に日本で会いましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Cafe Fatsch becomes Nobiko】

 

www.facebook.com

ついについに、情報公開になりました!
ドイツ、ケルンのCafé Fatsch というヴィーガンカフェにて、週に2回日本食を出してきたノビコディナー。


来年春からCafé Fatsch と合体し、カフェやケーキも楽しめる、うどんCafé & Barとして、生まれ変わります!


日本で、うどん居酒屋なら見た事あるけど、うどんカフェは見た事ない!それがここケルンで出来るって、なんかワケわかんないし可笑しいし面白すぎる、と思っていて。今、この早すぎる展開に驚きながらもワクワクしております。

 

Café Fatschは4年前に始まって、コレクティブで運営するというコンセプトの元、誰がトップという事もなく6人のメインスタッフが常に話し合いながら、進んできた。ヴィーガンであること、レイシズム、セクシズム、ファシズムなどの社会的暴力と向き合うこと、など日常の政治性を大切にしながら、多くの人が気軽に利用できるスペースを作り上げてきた。フェミニストの勉強会や政治的アクションに繋がるイベントの為にも無料でスペースを提供しているし、飲み物食べ物の値段もとてもリーズナブル。ボランティアで手伝ってくれる方も多く、店と客、という明確な区切りなく沢山の人と一緒に作り、支えられてきた、そんな場所です。


今年の春、Café Fatschの今後について話し合いが行われ、スタッフのそれぞれの事情や、経営状況も加味し、一旦今の形に終止符を打とうという事になり、その後を継ぐ形でノビコ続投が決まりました。
新ノビコは、Café Fatschで働いている1人のスタッフと、私と、相方のび太の3人で運営していく事になります。
今までのCafé Fatschは、昼〜夕方の営業だったのが、昼〜夜に変わり、アルコール類も提供するBARの要素も入れようと計画中です。
ささっとご飯が食べれるImbissでもあり、のんびり出来るカフェBARでもある、というのをイメージしています。Café Fatschの人気メニューであるFatschバーガーも存続します。

 

形は少し変わっても、誰がトップという事なくコレクティブでやっていきたいという気持ちは、一緒。そして今までのようにミーティングやイベントの為に場所を提供する事は出来ないけど(数は少なくなるという意味)、私たちなりの政治性を持って、やっていきたいという気持ちもあります。


例えば、使う食材は、産地のなるべく近いものを使う、という事や、値段を消費者の立場になって考える、という事。私たちが連帯を持つイベントやデモなどの情報が入る場所である事。
さらに、ここで働く者たちがこれで生活できる、という事。働く環境を納得いく形で作りたいというのは、大きな課題だなと思う。その為に必要な収入をいかにして得るか、をシビアに考えていかないといけない。
ある意味今のCafé Fatschもこの部分で限界はあったと思う。どうしても負担が偏り、働きまくってもお金が足りなかった。

 

苦労するのは目に見えているし、絶対にお金持ちになんてなれない。
でも今の状況や周囲の後押しで、めちゃくちゃ楽しい事になるんじゃないか、と思ってる。

 

今は設備が足りなくて、揚げ物がお店で出来ないけど、来年初めから始まる工事でクリアにさせ、天ぷらも出す予定。
やっぱりうどんのお供には天ぷらがなくてはね!
いや、分かりますよ。天ぷらは難しい。素人が何を言ってんだって。

 

でも、今は素人の時代なんで。
クックパッド最高!

 

がんばります!
さあ、忙しくなるぞー\(^o^)/!

2017年7月号

日本はもう8月に突入していると思いますが、ドイツは現在、7月31日21時34分なので、ぎり間に合ったということで。

7月の4コマ漫画です。

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いきなりどうした。

と、思われるでしょうが、この4コマ漫画を長年掲載していただいている広島の音楽喫茶ヲルガン座の、とある契機を知り、私なりの感謝の思いを馳せたものであります。

何がどうなったかは、ヲルガン座主宰ゴトウイズミさんのFacebookの記事を読んでみてくださいね。

www.facebook.com

ヲルガン座のある、古い雑居ビル。私もここの醸し出す雰囲気が大好きだ。

お店として見えるエリア以外にも、働いてる人しか行かないエリアというのがあって、雑然とした倉庫や薄暗く狭い階段やトタンから漏れる雨までも、いかにも雑居ビル!という感じでとても良いのだ。

その場所を守る、というために大きな覚悟を伴うとき、私のような外野はただ何も言わずに受け止めるしかない。

イズミさんの決断を知って、ただただ感謝でした。もちろん誰のためでもない、自分のためだというところがカッコイイ。

 

私は、ここドイツでうどん屋をやりたいという夢があり、今その夢は急速に進むかもしれない局面にきています。まだ詳しく書くことはできないけれど、ひとつの場所をもつ、そして守っていくということがどれだけ大変か、想像しては怖くなったりもする。

でも、それはきっと楽しいことだし、可能性に満ち満ちてるし、自分の力をめいっぱい注ぎたい、と思えることだ。

10年、また10年と歳を重ねるであろう音楽喫茶ヲルガン座。

まだ生まれてもいないケルンの小さなうどん屋。

 

全然違うけど、ヲルガン座は見つめ続けたい、大先輩のひとつです。

いつか広島に帰った時に、ステキな報告ができるよう、頑張ります。

 

 

 

ところで上の漫画、10年後だから私45歳なんだけど、ちょっと老けすぎ?なんか守りに入ってる?

こうならないよう、頑張ります。

 

 

2017年6月号

こんにちは。

すでに7月最終日なんですが、気にせず6月の4コマをアップしまーす。(気にしろよ!)

 

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ヨーロッパの夏!それは、ジメジメとした湿気もなく、頭が沸騰しそうな気だるい暑さもなく、とっても適温さわやかワーイ!

な感じかと思っていたけど、結構天気や気温の変化が激しく、暑かったり寒かったり雷雨だったりと、まあまあ振り回されています。

それでも日本の夏に比べると、全然過ごしやすいし、冷房なくても家が常に涼しいのは素晴らしい。石造りだからかな。

天気の良い日にライン川行って、ぼんやり寝そべったり、火を焚いて友達とおしゃべりしたり。そういう時間を多くの人が楽しんでいる。

ケルンに来て良かったなぁとしみじみ感じるポイント。

 

枝に手作りのパン生地を巻きつけて、焼いて食べるの、楽しいです。↓

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あと近況について少し。

6月半ばから、再び語学学校に通い始め、早1ヶ月とちょっと。

町が運営する公的な学校で授業料も安く、生活のため仕事のために受講している人が多い印象。前に3ヶ月行ってた学校はちょっと学生向きぽかった。

15人ほどいるクラスメートは、イラン、レバノン、シリア、イタリア、フランス、スペイン、ボスニアモンテネグロケニアなどなど出身国も様々で、そんな多様な人々と交流を持てることに、戸惑いつつも面白さを感じています。

授業中の居眠りが大の特技だった私が、オールドイツ語の一日4時間の授業で全く眠くならない。そしてギンギンに集中しても、50パーセント位しか理解できない。それでも意外と嫌にならないのは、わからなかった言葉がわかってくる瞬間の気持ちよさがあるからかな。実際学校に行き始めて、ちょっと自信がついたのか、周りの人と話す事が前より怖くなくなった。それが今の生活の中で一番嬉しいこと。

今は夏休み中なので、どんどん忘れてしまっているけどね、、、

 

そして目指すはドイツ語検定B1合格!年末ごろにテストがあり、それに受かれば年明けにドイツの歴史や法律について学ぶオリエンテーションコースを受け、順調にいけば来年2月頃にドイツでの居住権を保障されることになる。

まあ1回目ダメでも、2年の間に受かればいいので、まだまだチャンスはある。

 

ノビコディナーも相変わらず。うどん人気がどんどん上がっている気がする。

夏の冷たいうどんも好評だし、先日製麺機(パスタマシーン)も購入して、短時間で麺を量産できるようにもなったし、どんどんどんうどん、進んでいきます。

 

そして今週末から、2週間のノルウェー旅行!

初のスカンジナビア!蚊にビビりまくってますが、楽しんでくるよ。