毎年この時期に行われる、沖縄高江のオスプレイパッド建設反対のイベント「ゆんたく高江」。「ゆんたく」とは沖縄の言葉で、「おしゃべり」を意味する。高江の抱える問題や暮らしについて多くの人に知ってもらおうと毎年開催し、今年で8回目になるそうだ。
私も、一昨年初めて足を運んで、オスプレイの離着陸時に排気される熱風の問題、反対運動の中で起こったスラップ裁判について、初めて知ることが出来た。ライブや人形劇もあって、美味しいご飯とオリオンビールがあって、かつ入場無料(カンパ制)!たくさんの創意工夫と愛を感じて、感動したのだった。
そして今年は、A3BCとして「ゆんたく高江」に参加できました。
一つは、2ヶ月前から制作していた沖縄の基地反対を訴える巨大バナーの展示。
もう一つは、木版画ワークショップの開催。
巨大バナーは、文字を入れずに絵だけでメッセージを込めた。フェンスに掲げることを設定して、座り込みする人たちが楽しめるように、取り外そうとする人が躊躇するように。それには、眼を惹く大きさが必要!って事で、ベニヤ板2枚をつないだ、横幅4メートル近い大作が出来上がった。
海猿と呼ばれる海上保安官を鳥獣戯画に出てくる猿に見立て、ヤンバルクイナ、クジラ、イリオモテヤマネコがゴーヤを投げつけ追い払う。
波打ち際には、傷ついたジュゴンと心配そうに見守る、ウサギ、ネズミ、ヤマネコ、クマノミ、ウミヘビ、カメ、豚。
フェンスの向こうにはオスプレイとイーグル。対抗するシオマネキ。座り込みするシーサー。盛り上げ役のカエル、タコ、ヤギの音楽隊。
ハイビスカス、ヒメユリ、シダ、ガジュマル、ヤシ、サンゴなどの沖縄の自然。ガジュマルの陰に精霊キジムナーと、何故かアノニマスの姿。
こうやって書いてみると、ほんと沢山の要素があって面白い(自分で言っちゃう)!
A3BCのメンバーは、意外と沖縄に行ったことない人が多く、イメージを突き合わせながら、あーでもないこーでもないと話すのが楽しかった。よく下絵を考えたのは誰?と聞かれたけど、みんなです。意外とまとまるもんです。
願わくば、基地反対運動の最前線である高江と辺野古で、このバナーを使ってもらいたい。渡しに行けたらもっといいね。
ワークショップの方も、盛況でした!
案内板どうする?→せっかくだから見本を兼ねて木版画で作ろう!となり、約1時間半でこれが出来るわたしたち(「DEFEND TAKAE」以外は当日作成)。私は「ゆんたく高江」を担当。成長しました。
最初はまったりだったけど、気づけば満席状態でみんなホリホリ。入れ替わり立ち代わり、20人以上は参加したんじゃないかと思う。
出来上がった作品たち!