さて、前回のブログで告知した、「刷る!ワークショップ ステンシル×木版画」
色んな人にお話すると、「え!木版画って一日で出来るの!?」という反応がよくあります。
木版画自体は、日本で学校教育受けた人なら大体小学校の図工で習うので、知ってると思います。「あれでしょ?バレンでこするやつ!」
そうそう!でも今回ワークショップのように布に刷る時は、バレンを使わないのです。え、じゃあどうするの?と思った方、後でちゃんと説明します。
そして、図工の時に大変苦労をしたような記憶があるかもしれませんが、もっと気軽に出来るものだと私は思います。実際色んなところでワークショップをしてきて、大体の人は6時間以内に完成しています。もちろんサイズやデザインにもよりますが、早い人は2〜3時間くらい。
今回は、今まで見てきたワークショップの中から、あと自分の作品から、こんな感じのも出来るよ!というやつを紹介しようと思います〜。
木版画は、三角刀やら丸刀やらを使って彫りますね。ペンで絵を描くように彫刻刀を走らせれば、それがそのまま現れます。(彫ったところにはインクがつかないよ!)
感覚的に描く!↓この方、下絵なしで30分くらいで完成・・・。
NENRIN... いいね!!!
木版画で使うシナベニヤはカッターでも切れるので、四角が嫌なら丸にも出来るぜ!
今度は逆に、面を活かしたもの。きっちりかっちりしたデザインでもイケる!
これはもう職人の域だけど、かっこいいから紹介しちゃう↓
彫跡は見せたくない!という人は、しっかり深めに彫れば大丈夫!あと、周りに枠を入れると、支えになって彫跡が残りにくい。
こんな感じ、Tシャツとかにワンポイントであったら可愛い↓
彫り跡、私は好きですけどね。
もぐらの掘り跡を彫り跡で、なんつってね。
顔やドレッドの立体感を出すのに彫り跡を利用。
どうでしょう?
木版画の表現って、こんなに多種多様だったんだな〜、と新しい作品に出会う度、思います。可能性無限大!
布に刷れるのが良いのは、Tシャツやトートバッグ、パッチにして気軽に外に持ち出せること。濡れても大丈夫なこと。それだけでぐっと木版画が身近なものになる。
で、最初に布の場合はバレンでは刷らない、と言ったけどどうやって刷るかというと、、、
足っす!!なんて原始的。
重い方が良いので、ご家族友人と協力してフミフミするのも良いでしょう。
刷る作業も醍醐味です。
板を持ち上げる時の緊張も、いいもんです。
7月9日「刷る!ワークショップ」、気になってるんだけど、どうしようかな〜、って方に少しでも木版画面白そう!と思ってもらえると嬉しいな。
チラシ画像、もう一回貼らせてちょ。
一応14:00〜/17:00〜の前半後半に分けていますが、デザインによっては一日かかる人もいると思うので、14:00〜最後までたっぷり制作してもらっても構いません。
木版画は、サイズが22.5cm×30cm以内となっていますが、17時から参加の方、あまり時間がない方は、小さめサイズで考えてみてください。ハガキ大とか。細かい制作手順は、また当日説明します。
デザインも、お好きなアートワークやミュージシャン、キャラクターなどを元にして考えてもいいし、お気に入りの写真を持ってきて写してみてもいいです。トレーシングペーパーを使うので、簡単に写せます。
ご予約は、ヲルガン座へのお電話【082-295-1553】