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ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

2016年4月号

2016年の4コマ漫画を昨年のうちにブログに上げなくては!と言いながら、2017年になってしまいました。

パソコンが壊れた上に、インターネット環境のない田舎で年越しをし、やっとこさ新規OSXをインストールしてなんとか復旧しても、今度はAdobeアプリが使えなかったりと、パソコンストレスが絶えない毎日で、どうにもブログを書く気になれず・・・。

というのは、私のためだけにある言い訳。このままアップせず通り過ぎようかとも思ったけど、やはり気がかりなのでアップしていきます。これが終わらないと、どうも今の日常についてなんやかんや書くことができない。

 

2016年の2月の終わり、初めて沖縄に行きました。

目的は、辺野古の米軍基地移設反対運動の現場で開催されるA3BC木版画ワークショップに参加すること。辺野古の活動に連帯し、バナーを制作し送ったご縁もあり、この回が2回目で、今現在、再び沖縄でワークショップをやろうとA3BCは動いている様子。

去年の参議院選挙直後、政府は高江のオスプレイの為の米軍ヘリパッド建設を強行すべく、500人にも及ぶ機動隊を全国から集め、高江のヘリパッド建設反対運動現場に仕向けてきた。もちろん反対運動も全国各地からやってくる仲間と共に大きくなり、今も続けられている。A3BCも再び連帯バナーを制作。私はその時広島に住んでて制作には関われなかったけど、素晴らしいバナーだった。

 

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初めて沖縄に行って、沖縄の日常にいかにアメリカ軍基地の存在が踏み込んできているかを実感した。街中にいても軍用機の音がよく聞こえるし、ひやっとするほど近いところを飛んでいる。高い所に登れば、町のど真ん中に基地があることを確認できる。普通の飛行場ではない。軍の存在がすぐ近くに感じられ、それは危険と隣合わせであることを、常に意識させられる感じだ。

なぜ沖縄に米軍基地が集中しているのか。それについて書かれたネットの記事に、日本人による沖縄への偏見が利用されたのではないか、というのを読んだことがある。

もともとは琉球王国で日本とは別の国だった沖縄。この地は侵略されて日本になってしまったのだ。その構図から生まれる支配関係、偏見は根深く、沖縄に何かあっても何故か自分たちの問題として考える事ができない。沖縄のことは沖縄の問題だ。その特別視が利用された。沖縄に米軍基地が集中しても、文句を言う人は少ないだろう。アメリカからすれば、一番基地を増やしやすい場所だったのではないか。

そういう記事だ。真偽はともかく、なんとなく心当たりがあるように思った。沖縄の事は沖縄の問題。メディアの報道からもそういう空気が伝わってくるからだ。

 

でも、あまりに無責任だ。沖縄の自治を奪っておいて、さらに別の国とのどうでもいい力関係に巻き込まれている沖縄を、我関せずで傍観する。そういう人があまりに多い。

沖縄の基地反対運動は、決して対アメリカではない。と、実際に沖縄の基地反対運動の現場に行って感じた。もっともっと長く続いてきた闘いだし、土地を自治を奪われてきた怒りは、決して近年の外交事情いかんで治まる事ではない。そもそも最初に奪ったのは日本政府なのだ。

 

いつもそうだ。政治権力の前で、どれだけの人が自由と自治を奪われてきたか。その事に腹が立つので、私は辺野古や高江の、自分たちの生活や自然を政治権力から守ろうとする人々に、共感する。

一度ではあるが、辺野古で一泊して、一緒に座り込みをして、ワークショップして、色んな現実を突きつけられた。そのことを少しでもアウトプットしたいと思い、4月の4コマを描いたのだった。

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この4コマ漫画はヲルガン座のスケジュール紙2016年4月号に掲載され、全国各地に配布されました。このブログでは今更な投稿になってしまって、なんだか申し訳ない。

しかし今も続く問題です。私の友達の多くも、沖縄での反体制運動に連帯し、各自ができることをやり続けています。

関東なら「ゆんたく高江」というグループが様々な情報発信と支援をしています。

「反戦反核版画コレクティブA3BC」では、米軍基地反対のメディアとして木版画を制作・ワークショップを開催しています。

 

私のように、充分に力を尽くしていると言えなくても、何かできるし、もっと話したり考えたり出来る繋がりが広がって行けばいいな、と思います。