フランクフルトとニュルンベルグに行ってる間、ケルンでは10年位空き家だったアパートのスクワットに成功!
その日の夜は警察も沢山来たそうだが、アパートのオーナーからの要望もないので警察は中に入る事が出来ず、追い出される事はなかったそうだ。
オーナーにもスクワットされた事が連絡され、一方で地方行政から建物を買い取りたいという申し出もあり、アクティヴィスト、行政、オーナーの間で、話し合いが続いているので、いつどうなるかは分からない状況ではあるが、とりあえず正月までは維持できるそうだ。
という事で、早速行ってみた。
おー!いかにもスクワットしたぜ!みたいな建物が!!!
1Fは元々barだったようで、そのままカフェとして開かれたスペースになっていた。周囲の住民との軋轢が生まれないよう、こういうスペースを作る事は大切なんだそうだ。あと、建物の外壁にはグラフィティを描かないことも同じ理由。
螺旋階段で上っていくと、なんと日本語のメッセージが!
書いたのは、素人の乱界隈にも遊びに来ていたカティーさんという女の子。彼女とは今回ケルンで初めて会ったが、素人の乱やIRA、気流舎、京都の村屋の事も知っていて、色々つながってんな〜と嬉しくなった。いやーマヌケ世間は狭いね!
部屋はキレイなところもあれば、ごちゃごちゃですごい汚いところもあったけど、徐々に環境を整えているようで、すでに寝袋などを持ち込んで寝泊まりしているようだった。(因に、写真はWebページにも沢山載ってます。)
しかしスクワットをした意味は、自分たちが住みたいからという訳ではない。「Refugees welcome」というバナーがある通り、難民を受け入れるための場所として、またはホームレスの人が住むための場所として、社会的弱者である人たちをサポートする為のスクワット、だと思う。そしてこんな空き家があるのに、新しいアパートは出来るわ、家賃は高くなるわ、という社会に対しての批判もあるし、政治とか法律とか自分たちを管理しようとする権力への抵抗と解放、のような意味もある。
こういう直接的な行動に対して、世間の反応もそう悪くないことに驚いた。このスクワットの事も地元のTVはちゃんと紹介していたし、街の人のインタビューでも、サポートしたいというポジティブな意見もあった。
皆新しいスクワットの事で盛り上がっているので、なんとかBarも急遽スクワットでオープンすることに!それですぐ色んな人が動いて、実現できる。フットワーク軽くていいね〜。
近くの路上で歌っていたおっちゃんも乱入して、情熱的なフォークを披露。
因に後ろのバナーには、「私たちは、仕事もなくてヒマだからここにいます」みたいなメッセージ。今のわたしの事じゃないか!
段々と知り合いも増えてきて、リラックス出来るようになったかな〜。
必要なのは、勇気とポジティブシンキング!コミュニケーションを諦めないこと。
大した事ではない。大した事ではない。
勝手にプレッシャーを感じて落ち込む度にそう言い聞かせてます。