ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

毎日散歩ができる日々の記録 その3

前回のブログで、テイクアウト営業をやらない理由と、それについて頑張らないといけないプレッシャーを感じて、悩む。

ってことを書いたんだけど、今日経営者3人で集まり、どのようにテイクアウト営業をすべきかってことを再び話し合った。

ソーシャルディスタンスを保ちつつの営業、テイクアウトしやすいメニュー、効率性や働き方。アイデアが色々出て、一気にテイクアウト営業へかなり前向きになれました。

もちろんすぐにってわけではないし、しっかり準備して、良い再スタートにしたい。

少なくとも、4月いっぱいは今の状況を続けて、5月初め〜半ばを再開の目標に。

 

日本では緊急事態宣言が発令されたけど、休業要請については2週間見送る、と。

ここまできて、まだ外出自粛だけ要請して、まだ苦しめるのか、、、!

本当最低最悪の政府で、怒りをぶつけて当然のところに、世間からも、「政治批判より出来ることやろうよ」なんて言われちゃうの?出来ることをおそらく何百回とシュミレーションして、やれることはやった上で言ってるとは、なぜ思わないの?もうちょっと頭働かして出直してこーい!

布マスク2枚を全世帯に配るような税金の無駄使いに、黙ってるような人達は、それこそこのコロナ危機で社会と医療が壊れていくことに、加担してしまっていると早く気づいて欲しい。

 

 

今、ドイツで重要とされている対策は、検査数を増やすこと、日常生活でのマスク着用の推進、コロナ対策アプリの導入の3つだそうです。韓国のやり方を結構ガン見してる感じ。

検査数は、現在週に50万件が可能だそう。それでも希望すれば全員が受けれるというものではない。リミットはあるけど、検査数を増やすことで、早期に感染者を発見し、さらなる感染者急増を防ぐのは、やっぱり全うなパンデミックへの対応の一つだと思う。

マスク着用(医療用でなく普段使いの方ね)は、感染予防には何の役にも立たない、という論調から、感染者の飛沫軽減の為に、ある程度効果があるという論調に変わってきたこともあって、関心を寄せられている。ドラッグストアではマスクはいつも品切れ状態だけど、あまり着けてる人は見ない。文化的にも浸透しにくいだろうけど、ノビコが再開することになったら、スタッフには全員着けてもらう予定。なので、手作りで量産しなきゃ!と、今どういうデザインがいいのか、研究中です。HKマスクというのが気になってるけど、プリンタがなくて型紙がプリントできない。コピーショップが開いてないって不便。

コロナ対策アプリは、携帯でアプリに登録することで、感染者との接触があったかどうかをお知らせしてくれる、というもの。これが有効な理由は、感染者が出て行動を聞き取りして、接触があった人に連絡して、保健所に連絡して、症状を確認して、、、みたいな今の作業を短縮化できること。それにより無症状の状態で誰かにうつしてしまう危険を少なくできる。なんでも、無症状の初期の段階が一番感染力が強く、全体の40%が、その段階で感染が広がったとみる、研究結果がでたそうだ。だから可能性のある人がすぐ割り出せ、すぐに自宅隔離を開始できるアプリの利用が重要になってくる。でも問題は、個人情報保護の観点で本当に安全なのかどうか。登録に個人情報を入れる必要はなく、GPSではなくBluetoothの機能を使って、接触があったか判断するもの、と言われているが、多くの人にとってやっぱり登録は抵抗はあるだろう。登録は任意で、60%程度の人が登録しないと効果が薄い。自分なら、そこまで抵抗なく登録してしまいそうだけど。。。

それに対し、ドイツ発のハッカー集団、カオス・コンピューター・クラブは、安全性を確認するために、そのアプリの全コードの公開を求めているらしい。つか、ドイツ発のハッカー集団、カオス・コンピューター・クラブって何よ。って思った方、私はコンピューターに全く詳しくないので、掘り下げられないのが残念だけど、平たくいうと超コンピューターオタク集団という事です。年末に数万人が集まるコンピューターの国際会議を開いてて、写真だけ見た事あるけど、かなり楽しそうで、フェスティバルみたいな感じ。日本発のヘボいロボット同士を対戦させるヘボコンもやってて、技術力のある人たちがヘボいロボットを作るのに苦戦している、というエピソードが好き。ライブストリーミングもされるので、ノビコでも数人がそれを観るために集まり、ラップトップ片手に、わけのわからないコードを叩きながら静かに楽しんでいる。

そんな彼らが、政府が発注した企業は信頼性にかける、という。なんならアプリこっちで作りますよ?と提案もしてくれているらしい。こっちとしても、なんの利害関係もない、コンピューターオタク集団が作ってくれた方が安心できるんだけどな。

 

なんか、こういうニュースにならないような動きは面白いので、もっと知りたいんだけど、ドイツ語でのSNSをやってないし、のび太くらいしか情報源がないのが残念。

ケルンでは、難民受け入れを訴えるインターネットデモがあって、各自自分の好きな場所でバナーを掲げたり、道路に「Hier ist Platz!(ここに場所がある!)」などとメッセージを書いたりして、その写真や動画をSNSでシェアしていた、のを後から知る、っていう。

www.instagram.com

ギリシャのとある島に、トルコから多くの難民が渡ってきていて(シリア難民がほとんどだと思うけど、トルコにとどまっていた難民が、トルコが国境を開けた為に船でギリシャの島に上陸)、その先の行き場を失っている状況で、EU各国で受け入れの話を進めなければいけないのに、コロナ危機のこともあり、未だに放置。ギリシャの右翼からの攻撃もあるわ、コロナウィルスの感染者も出るわで、ダブルで辛い状況。その問題に対してのアクションだったそうだ。

 

デモや集会が禁止されてる中でも、こうやって主張し続けるための方法や、助け合いの方法に、たくましさと創造力を感じる。きっといろんなシーンで起きてるんだろうな。

危機の中でこそ創造性が発揮されることってあるし、人との繋がりもより強く感じられることもありますね。

コロナが教えてくれたこと、良いことも悪いことも沢山ある。

 

 

最後に、最近自分にとって嬉しいブログ記事を見つけたので紹介しておく。

新型コロナのPCR検査を開発したドロステン先生が、ほぼ毎日配信するポッドキャストの和訳!のび太が毎日聞いてて、かいつまんで私にも内容教えてくれていたんだけど、これで全容が理解できる!翻訳者さま、ありがとうございます!

 

note.com

すでに30回分あるので、ついていくの大変だけど、コロナ対策においてちょっと気になってることへの専門的な意見や、いろんな実験、研究結果についても紹介してくれるので、冷静に考えることができます。何より、単純なこと、限定的なことをあまり言わないので、信頼できる気がする。

ドイツでは、政府へのアドバイザーとして一番信頼されている先生なんだけど、強力な反対勢力もまた存在していて。彼らの主張はというと、新型コロナウィルスなんて嘘っぱちで、全部はこのドロステンが開発した検査キットを売って大儲けをしたい奴らが大げさにしているだけなんだ〜〜〜!!!

という陰謀論。この後に及んでまだそんなこと言ってる人がいるなんて!と驚愕してしまったけど、結構人気なセオリーらしい。もし本当なら全てをコントロールするドロステン、まじでヤバい!めっちゃイケメンで、真面目そうな顔してるのに!あんなに落ち着いた声で多くのドイツ人を癒しておきながら!コンのやろ〜〜!

ニュースで見る医療崩壊の現場もグルで、こんなに豪快に騙されてたら、もう怒る気失せますけどね。

 

デマ情報の拡散に注意!ってのは、普段から言われていることだけど、ある意味本当のことを探そうとするから、わかりやすい情報に飛びついてしまうのかな、と思う。

本当のところ、わからないことが多い新型ウィルスなので、結局信じるかどうかって話になる。その基準は、権力だったりもするし、データだったり、信頼関係があるかどうかだったりするわけで。信頼は、誠実さだと思うので、言葉にそれを感じるかどうか、が私の基準です。

 

私の言葉を、信じるかどうかもあなた次第!