ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

2023年1月号

やっと、やっと!ニコニコ通り2023年度編が始まります!!!注)現在2023年6月です。

遅れるのが当たり前になりすぎて、もうブログを辞めた方がいいんじゃないか、と何度思った事か。

でも、こうやって自分の経験とか少しでも言葉にまとめて残しておくのって、記憶を留める意味でも大事だし、後から自分で読むのが楽しかったりするんです。

なので、私ペースで2023年もどうぞよろしゅう!

 

1月号の4コマ漫画を描いたとき、一時帰国のため、私はすでに日本におりました。

高円寺マヌケゲストハウスのキッチンで、連日の飲み会のためぼんやりしている頭を抱えながら描いた、私的一時帰国あるあるです。

 

 

もう些細なことが新鮮で。

普段ドイツにいる時は、バスとか電車内で聞こえてくる言葉を理解しきれないので、完全にスルーして別のこと考えたりできるんだけど、日本に来た途端、ボソボソと聞こえてくる会話でさえも勝手に理解できてしまうので、周囲がやたら気になって逆に落ち着かない。そういう現象のことを描いております。

そしてドイツでは、私たちが日本語で話せば周囲は理解できないので、リラックスして深い話ができたりしていたのが、日本では、その日本語での会話が周囲に理解されてしまう!という恥ずかしさ。

でも聞かれたくないことを話す時は、ドイツ語にスイッチしたりして、ドイツでやってることと反対の事を日本でもやっていて、楽しかった。

 

それはそうと、久々の日本での日々はどうだったのか!

書き出すとおそらく半端なく長くなるし、その気力はもはや残っていないので書きませんが、滞在中お会いできた方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

最初の1週間、毎日色んな人と会っては話し、食べ、飲んで、5年間の私の生活に足りなかったものを凄い勢いで摂取している感じで、興奮してあまり寝れませんでした。

東京から離れ、西日本へ向かう寝台列車の中で、ようやく熟睡できました。

それくらい、私にとっては濃い日々だったし、その中で色んなテーマで色んな話ができたこと、しっかりと自分の中で残っています。

コロナへの捉え方とか、わかりやすく違いを感じたこともあるけど、何故同じテーマに対し違う捉え方をするのか、を考えると社会環境や政治、文化の違いが見えてくるようで、本当に面白かった。

その一方で、同じことに悩み、同じ理想を持っていることが確かめられたりもして、嬉しくなる瞬間もたくさんあって。

私たちの今の生活を話すことで再確認できることもあって、たくさん励まされたし、少し自信にも繋がったと思います。

その度に、のび太と改めて話してて一番よかったのは、今の私たちは昔みたいにバンドやったりイベントやったり仲間とつるんで政治的なアクションを起こしたり、ってことは殆ど出来ていなくて、仕事が中心の生活をしているけど、今やってることが、自分史上一番政治的で意味を感じる。と思えたこと。

もちろん仲間と何かアクションを起こすことは、めちゃくちゃ大事だし、楽しいし、正直新宿IRAで素晴らしい木版画を生み出しているA3BCの活動は、本当に羨ましくて、参加できたらどんなに素敵だろうか、と何度も思ったけど。

高円寺での再開発反対パレードや、中国の文化難民の話、色んな国の人々、特にアジア各国の人々が交流している中に、自分も浸っていたい、もっと交流したい、と何度も思ったけど。

そこと比べて、自分の今の生活はつまらないなとか全く思わないし、あの頃の自分に戻りたいとも思わなかった。ああ、自分は今の生活に満足できているんだな、と感じれたのは大きかったです。もちろん改善したい点はたくさんあるんだけど。

だから、今回の一時帰国で私と会ってお話してくれた方々、本当にありがとうございました!

 

また帰ってくるからね。

また会ってくれるよね。

 

ドイツに会いに来てくれてもいいんだよ?

待ってます!

待っててね!