ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

2016年8月号

8月15日。終戦の日

私は知らない戦争、71年前に終わったとされる戦争が、今と地続きであること、本当は終わっていないこと、変わっていないことがあるという事を、忘れちゃいけないって思う。

核爆弾が2発落とされた国に、その同じ核の力を利用した原発が54基もあって、福島での原発事故で安全神話も崩れ、再び核の脅威を思い知ったはずなのに、今また3基の原発が再稼働し、原発をやめるという決断が出来ない日本。

同じように71年前は、戦況悪化を誤摩化し続け、戦争をやめるという決断が出来なかった日本。

国家権力者が広島長崎の平和式典などで使う、「尊い命」という言葉ほど白々しいものはない。71年前も今も、私たちの命が政府から尊ばれた事などないんだ。

私たちの命が尊いなら、憲法の解釈を変えてまで、集団的自衛権の行使容認などしないだろう。沖縄の米軍基地移設、ヘリパッド建設に非暴力の抵抗をする人々に対して、何百もの機動隊を集め、暴力で排除することなどしないだろう。オバマ政権の核兵器「先制不使用」政策にわざわざ反対なんてしないだろう。

 

私はやっぱり国家権力をもった人間の言葉って、信じられない。

多くの人がすばらしいと言った、オバマの広島でのスピーチもそう。

予定調和的な平和教育の後に書かされるよく出来た感想文、ぐらいの印象しかなかった。

この日、沢山の人が一目オバマを見ようと川沿いに集まり、西飛行場を見つめていた。広島の空を軍用ヘリやオスプレイが飛ぶのを見て、私はやっぱり嫌悪感しか浮かばなかったよ。71年前の広島の上空を思い浮かべ、これが日常の沖縄の空を思い浮かべ、地続きの今を感じた。

 

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でもこれは、アメリカに対する嫌悪感ではなく、やっぱり権力に対する嫌悪感だ。

アメリカと日本の、権力者によって、政治的に広島が利用されているように思えて仕方なかった。

キレイで感動的な言葉と表面上のストーリーに騙されて、いつの時代にもある、国家の暴力が見えなくなってはいないか?

 

まあ、大多数の力をもった政治家なんて皆ロクなもんじゃないから、何も期待せず、巻き込まれず、自分たちのやり方で勝手に暮らせてしまう、国を越えたコミュニティを作った方がいい。

それで、国家権力もったやつらに、ざまあみろ!と言ってやりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刷る!ワークショップ レポート

5月半ばより計画・準備してきた「刷る!ワークショップ ステンシル×木版画」、先日無事、終えることが出来ました。

長いようであっという間だった一日を、色んな事を考えたこのイベントの事を、忘れないように書いておきます。

 

朝11時に、東京からかけつけてくれた南部さんとサチコを、バスセンターでお出迎え。

沢山のお土産を受取り私は会場のふらんす座へ、彼女らは原爆ドームと資料館のある平和公園へと。

お土産でいただいた、インドネシアのアートグループTaring Padiのユスフの作品を壁に飾らせてもらう。これだけでもう、ここに来る価値があるように思える素晴らしい作品。ありがたや!

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ステンシルのニーノさんが準備に1時間遅刻するもんだから(しつこい?)、汗だくになりながら準備してあっという間にスタートの14時!

あれこれ紹介して説明してという行を、A3BCの時はいつも任せっきりなもんで、うまく整理出来ていなかったかも。こういうのもすべて経験だ。

参考として、お土産その2のA3BC木版画ZINEを見せると、「凄すぎて参考にならん」というお褒めの言葉を頂きました。

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木版画は小学校の時以来だよ!という人が殆ど。最初はおそるおそるだった彫刻刀さばきも、彫る中で段々とコツを掴み、徐々に自分の作品世界へ(入っているように見える)。

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中には、棟方志功ばりの迷いなき刀使いをする方も!そして出来た作品。

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そしてこの方のお子さん(小学4年生)の作品がこちら。

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親子ですな!

少年は、木版画に目覚めたのか、この後も余った木を彫り続けていた。

 

プリントする時に「踏む」というのが、驚きもありなんか楽しそうなのが、毎度ながら、いいよね。

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なんだろう、ものすごく哀愁を感じる。

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得体の知れなさをポップに仕上げる、というセンス。

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ヲルガン座スタッフも、シフトの合間、出勤前の時間のない中、何人か参加してくれて。

わずか1時間半でこれを仕上げたのは、十日市アパートの天使、マイさん。

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あっという間に17時が過ぎ、後半参加の方々もやって来て、テーブルの面子も入れ替わったが、、、

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鈴木さんはその間、ずっと同じところで頑張っていましたよ。

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広島歓楽街を代表するストリップ小屋「ヌードの殿堂 第一劇場」。8月末でその歴史に幕を下ろすそうで、この作品は多くの人の心に響いた。

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ステンシルと木版画をはしごしてくれた方の作品!長丁場、おつかれさまでした!

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同じくはしごした(しかも17時から!)、ヲルガン座の妖精、原さんの木版画。自分の事を工作少年だと称する、66歳。すてきです。

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踏ん張りながら脱力する、良いポーズ!

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スタッフ、ユミさんの作品。出来上がりを見て「小学生のやつみたい〜」と何度も言ってましたが、かなり達者な小学生だと私は思いますが!

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一番最後のお客さんが来たのが、20時。

デザインを見た時は、「え、終わるの無理かも。。。」と思ったけど、

超特急で、よく頑張りました!

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木版画作品はこんな感じで。

実は、彫りがどうしても間に合わなかった方もいましたが、個別でどうにかします!

 

ステンシル作品も、とても良かったです。プリントは、何度かポンポンとインクを乗せるのがコツだそうで、結構時間かかる。シートを剥がす時のドキドキが醍醐味なのだ。

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じゃーん!出来た!か、かわいすぎるにゃんこ・・・

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The Defective products! 直訳すると、「不良品」。うん、でもいい言葉。

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こちらは、南部さんの作品。ワークショップ手伝いながらも、シンプルな作品をさくっと作れる南部さんの軽やかさが好きです。

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アコーディオン部の方のアコーディオン、かわいい!シンプルに見えるけど、めっちゃ細かい作業やね。。

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ステンシルの王道? シルエットで表現!

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全員分ではないけど、ステンシルはこんな感じでした〜。

 

そんなこんなで、最初から最後まで賑やかで、わいわいわい。

最後の一枚が刷り上がって、片付けが終わったのが、24時過ぎ。

やっとこさありついた、オルガン座のブンチャーとビール!最高でした。 

いつもはカウンターで甘くて優しいミルクカルピスとか飲んでるニーノさんが、一気にビール2杯いきました。それ位大変だったけど、充実したって事。

 

ちなみにこの日、原爆ドーム横では、アトム書房復活!新しい骨董&途中でやめる即売会があって、歩いて7分のところに居るのに、全然行けなくて、これだけは心残りだった。

でも同じ日に、長崎から東京から、大好きな人たちが広島に集まったというのは、素敵なことだ。

 

いい一日でした!

ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!

 楽しそうに制作する姿が見れて、刷り上がりに感動する姿が見れて、そこかしこで生まれる交流が見れて、本当に嬉しかったし、ほっとしました。やって良かったなぁと思います。

そして、今回のワークショップに合わせて東京から手伝いに来てくれた南部さんとサチコ。2人が居なかったらどうなっていた事か。本当に助かりました!ありがとう!

 

一緒に企画したニーノさんと。制作に慣れてくると、クオリティを求める分、最初の出来上がったときの感動って薄れていくけど、ワークショップでそれ思い出して、良かったって。あと、相手はもちろん自分じゃないから、教えた通りには巧くいかない事も当然あって。どこが難しいか、とかが見えてくる。でも別に、巧くある必要がない時もあるし、そこをどうサポートするかっていうのは、ワークショップの永遠のテーマかもしれない。

そこをうまく出来た自信は正直ない。課題はたくさん。全部経験だと思って次に活かすしかないですね。

ニーノさんと一緒に出来て良かったです。ありがとうございました!

次はあるかな?また、打ち上げ第2弾(勝手にビアガーデンと決めている)で話しましょう。

そして、会場のふらんす座(ヲルガン座)。ここでの人のつながりがあったからこそ、今回のイベントがあります。

私の広島での生活は一時的なもので、だからやりたい事どんどん出来る状況でもないと、最初は色々諦めていたのだけど、イズミさんの提案とニーノさんとの出会いで、こういう形で実現して、自己満足ではあるけど、何か広島での生活に爪痕を残せたかな、と思います。本当にありがとうございました!

 

広島のみなさん、これからもどうぞ、よろしくです!

7月31日、ヲルガン座蚤の市出店するので、一日ヲルガン座で飲んでようと思います!ぜひ、お話したり、飲んだりしましょうね。

 

 

 

 

 

 

木版画って・・・?

さて、前回のブログで告知した、「刷る!ワークショップ ステンシル×木版画

色んな人にお話すると、「え!木版画って一日で出来るの!?」という反応がよくあります。

木版画自体は、日本で学校教育受けた人なら大体小学校の図工で習うので、知ってると思います。「あれでしょ?バレンでこするやつ!」

そうそう!でも今回ワークショップのように布に刷る時は、バレンを使わないのです。え、じゃあどうするの?と思った方、後でちゃんと説明します。

そして、図工の時に大変苦労をしたような記憶があるかもしれませんが、もっと気軽に出来るものだと私は思います。実際色んなところでワークショップをしてきて、大体の人は6時間以内に完成しています。もちろんサイズやデザインにもよりますが、早い人は2〜3時間くらい。

 

今回は、今まで見てきたワークショップの中から、あと自分の作品から、こんな感じのも出来るよ!というやつを紹介しようと思います〜。

 

木版画は、三角刀やら丸刀やらを使って彫りますね。ペンで絵を描くように彫刻刀を走らせれば、それがそのまま現れます。(彫ったところにはインクがつかないよ!)

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感覚的に描く!↓この方、下絵なしで30分くらいで完成・・・。

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NENRIN... いいね!!!

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木版画で使うシナベニヤはカッターでも切れるので、四角が嫌なら丸にも出来るぜ!

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今度は逆に、面を活かしたもの。きっちりかっちりしたデザインでもイケる!

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これはもう職人の域だけど、かっこいいから紹介しちゃう↓

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彫跡は見せたくない!という人は、しっかり深めに彫れば大丈夫!あと、周りに枠を入れると、支えになって彫跡が残りにくい。

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こんな感じ、Tシャツとかにワンポイントであったら可愛い↓

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彫り跡、私は好きですけどね。

もぐらの掘り跡を彫り跡で、なんつってね。

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顔やドレッドの立体感を出すのに彫り跡を利用。

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どうでしょう?

木版画の表現って、こんなに多種多様だったんだな〜、と新しい作品に出会う度、思います。可能性無限大!

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布に刷れるのが良いのは、Tシャツやトートバッグ、パッチにして気軽に外に持ち出せること。濡れても大丈夫なこと。それだけでぐっと木版画が身近なものになる。

で、最初に布の場合はバレンでは刷らない、と言ったけどどうやって刷るかというと、、、

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足っす!!なんて原始的。

 

重い方が良いので、ご家族友人と協力してフミフミするのも良いでしょう。

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刷る作業も醍醐味です。

板を持ち上げる時の緊張も、いいもんです。

 

7月9日「刷る!ワークショップ」、気になってるんだけど、どうしようかな〜、って方に少しでも木版画面白そう!と思ってもらえると嬉しいな。

チラシ画像、もう一回貼らせてちょ。

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一応14:00〜/17:00〜の前半後半に分けていますが、デザインによっては一日かかる人もいると思うので、14:00〜最後までたっぷり制作してもらっても構いません。 

木版画は、サイズが22.5cm×30cm以内となっていますが、17時から参加の方、あまり時間がない方は、小さめサイズで考えてみてください。ハガキ大とか。細かい制作手順は、また当日説明します。

デザインも、お好きなアートワークやミュージシャン、キャラクターなどを元にして考えてもいいし、お気に入りの写真を持ってきて写してみてもいいです。トレーシングペーパーを使うので、簡単に写せます。

 

ご予約は、ヲルガン座へのお電話【082-295-1553】か、メール【francezainfo@gmail.com】で出来ます。その際、ご希望のコース、お時間(14:00〜/17:00〜)、お名前、人数、電話番号をお知らせください。

もしくは、ヲルガン座でうろうろしている私かニーノさんをつかまえて、「行きたいんじゃけど!」と伝えてくれてもOKです。
 
ではでは、長くなりましたが。
どうぞよろしくお願いしま〜〜す!!!
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刷る!!ワークショップ!!!!!

広島に帰ってきて2ヶ月経った。

やろうと思っていた事がどんどん日常の中で埋もれていく〜。生活というのは、そういう恐ろしさもあり、また別の充実感もあり。

そんな中、やりたい事のひとつは着々と進行中です。

 

7月9日(土)、広島ふらんす座(ヲルガン座の3階)にて!

「刷る!!ワークショップ ステンシル×木版画」開催します!

木版画のワークショップがやりたいやりたいやりたい!でも一人でやるの不安・・・。と、ヲルガン座主宰のゴトウイズミさんにしつこく話していたところ、ステンシルでTシャツを作っておられるニーノさんと一緒にやるWワークショップ、という、モリモリな形で実現できることになりました!

 

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ステンシルコース、木版画コース、お好きな方を選ぶ事が出来ます。時間が許せば、両方やってもOK!

一応14:00〜/17:00〜の前半後半に分けていますが、デザインによっては一日かかる人もいると思うので、14:00〜最後までたっぷり制作してもらっても構いません。

キャパ的に、定員各回10名にさせて頂きますので、ぜひやりたい!という方はぜひご予約を!

ご予約は、ヲルガン座へのお電話【082-295-1553】か、メール【francezainfo@gmail.com】で出来ます。その際、ご希望のコース、お時間(14:00〜/17:00〜)、お名前、人数、電話番号をお知らせください。
もしくは、ヲルガン座でうろうろしている私かニーノさんをつかまえて、「行きたいんじゃが!」と伝えてくれてもOKです。
 
お持ちいただく物はこちら。
① 版画を刷りたい布
Tシャツ、トートバック、端切れなど。
※綿など、目が荒くないものが適しています。
※インクは黒のみ(木版画は油性インク、ステンシルはシルクスクリーン用インク)です。生地の色が濃いと絵が見えにくくなります。
 
② 下絵
版画にしたい自作の絵、お気に入りの写真、コピーライトフリーなデザインなど、好きな下絵を用意してください。
※サイズ:ステンシルはA3以内、木版画は22.5cm×30cm以内でお願いします。
 
③ その他(あればぜひ持って来てください!)
・古新聞紙(1日分程度)
木版画のインクを拭き取ったり、刷った布や版を持ち帰るために必要です。
・彫刻刀
木版画参加の方で、ご自宅にある方は持って来てください。
 
参加費:
1コース ¥1500+1drink order 
※版、インクなどの材料費含む
※2コースとも体験する方は、割引で2000円+1drink order!!!

 

 

てな感じです〜。どうぞよろしくお願いします!

 

上のフライヤーの写真、ちゃっかりマレーシアの木版画コレクティブ「Pangrok Sulap」のリゾが彫っているところを使っちゃいました。沖縄辺野古で、米軍基地の隣で、すごいスピードで彫っていたリゾ。大切なのは、思いを乗せることでデザインじゃない。って事を体現しているようでした。

リゾたちPangrok Sulapが木版画コレクティブをやるきっかけになったのはインドネシアのパンクバンド、MARJINALの活動。彼らは孤児たちと共に暮らし、版画でTシャツを作る技術を教え、生活の糧とする学びの場を作っている。日本でもドキュメンタリー映画が各地で上映されたし、広島ではMARJINALのライブもあったので、知ってる方もいると思います。そしてインドネシアジャカルタで活動するアートグループTaring Padiもまた、木版画を使って、ラディカルなメッセージを発信し続けています。

東京で始まった木版画コレクティブ「A3BC(Anti-War, Anti-Nuclear and Arts of Block-print Collective)」も、MARJINALやPangrok Sulap、Taring Padiなど東南アジアで盛り上がる木版画ムーヴメントに影響されて生まれました。その後国内各地、欧州各地でワークショップを行って、昔から、人々の思いを伝える手段として使われた木版画の魅力が見直され、じわじわと広がっているのを感じます。 

何でもいい。みんなの心にある何かが染み出てくるような、そんなものが見たいです。いや、手を動かせばおのずと出てくるか。それが面白いところでもある。

 

ステンシルのニーノさんとは、ヲルガン座で働き始めた頃に出会いました。話してみると、同じイベントに実は行っていたり、繋がる話が沢山出てきて、本当はもう出会っていたのだな、と思いました。そういう人と一緒に何か出来るのは、とても嬉しい。

 

当日は、ニーノさんが作ったもの、私が作ったもの、A3BCでつくったものも持っていきます!

ぜひ、会いに来てください。

お待ちしておりま〜す!

 

  

近況とか。

こんばんは。

久しぶりのブログでちょっと緊張しています。

広島に帰って来て約一ヶ月経ちました。今実家に居るんですが、一人で気ままに暮らしていた時とは180度違って、実家で暮らすってことの不自由さと親との感覚の違いを、認識して慣れるまで、この一ヶ月かかりました。

そして病気で入院中の父のこと。毎日家族とその話をします。なんというか、東京で暮らしていた7年間も着々と親は老いていて、変化していったんだな、と当たり前の事を実感しています。とにかく今は親孝行する時だと、毎日娘の顔をして過ごしています。

仕事は、パッケージデザインのバイトになんとかありついたものの、父の容態も考えて一ヶ月で辞めることに。でもそれは全然良くて、父の事も自分の事も、やること考えることが山程あるので、バイトは結局ストレスになったと思います。

あ、でもスケジュール紙に4コマ漫画をずっと描かせてもらっている、ヲルガン座でも働き始めてて、こちらは続けるつもりです。この一ヶ月、ヲルガン座に居る時だけが、今までの延長上に居る自分を感じられる時間でした。人が集まってくる空間というのがやっぱりとても好きで、特に、常連さんがいつものようにお店に居るのを見ると、高円寺での日々を思い出します。誰かの巣になれる場所っていいなぁと。

 

そんなこんなで、色々ありましたが、私は元気にやっております。

twitterFacebook見てると、無性に東京での生活が恋しくなるけど、今は今。自分にとって良いことも沢山あると思います。

 

で、こんな広島での生活が〜、とか言っているけど、本当はその先の生活についても考えないといけません。

 

10月半ばから、ドイツに住む予定です。ほんとか?ほんとだよ!いやいやいや...

何だか笑えます。自分が外国で住むなんて一年前は1mmたりとも考えてなかったのに。夢でも憧れでもなかった。ただ、人生がそう転がった、という感じ。

じゃあなんで、ドイツ行きを決めたかというと、その方がこの先の人生を楽しめると思ったからです。

 

今は、とにかく具体的な事は置いといて、目下の心配は荷物を減らせるかどうか。東京から持って帰ったものは、思い入れのあるものばかりだけど、ドイツに持ってく必要はない。実家にも置いておけない。とりあえず、メルカリを使って売ったりしてるけど、ホイホイ売れるもんでもないので、もうちょっとしたら欲しい人にどんどんあげたい。本とかCDとか服とか保管しといても意味ないもんね。友達の手に渡った方がいい。

メルカリアッテも、どうなんかな?と観察はしてます。地域や大学の掲示板みたいで、モノの売買から◯◯友達がほしい、みたいなのまであって幅広い。これが相当定着すれば、無駄なモノもスペースも時間も回せて、なんだか凄い事になりそうだ。とりあえず、今度衣装ケースでも出してみようと思います。

 

あとあと、去年の秋に通ったWebクリエイターの学校で作った自分のWebサイト。やっとこさサーバーを借りて、アップしました!是非、見てやってください。

hantenmoku.xyz

メッセージフォームは設定の仕方が分からなくてまだ使えませんが、メールアドレスはちゃんとあります。

イラストやデザインなどの仕事、大募集中です!!!!!

 

色々五月雨式に書きましたが、今日はこのへんで。

広島での生活は短いですが、短いからこそ、充実させたいです。遊びに来てくれたら嬉しいです。待ってます!

 

ではでは、また〜

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3月11日はのびたケバブBar!!!

先月、なんとかBarのノビコランチで大活躍したドイツ人のびたが、夜のなんとかBarに登場!

メインメニューはノビコランチでも好評だったケバブです!

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ケバブと言えばトルコ料理のイメージだけど、ドイツでも沢山のトルコ移民によってケバブ屋が広がり、今や日本のラーメン屋のごとく、なくてはならない存在。でも昔は、移民が増えることを恐れる人も多く、大変だ!ドイツの文化が失われる!と大騒ぎ。まるで、今の増え続ける難民に対する反対の声のように。それが、今やすっかりトルコ料理屋はドイツの街に馴染み、ケバブはみんな大好き!全然大変なことになってないし、移民による本格的な料理は食べれるし、むしろ感謝すべきなのでは!?にも関わらず、今でも移民に対する差別、偏見はある。美味しいものは食べたいけど、差別はするなんて、都合の良いこと言ってんじゃない!
シリア難民が沢山来たら、今度は美味しいシリア料理屋が増えるかもしれないね。全然大変なことにはなりません。 Byのびた

ってことで、意味のない差別、偏見はやめて、美味しいごはんを食べましょう。それを作ってきた人々をリスペクトしながら。
Stop hate speech, Eat KEBAB!!!

 

☆詳細☆
日時:3月11日(金)20時〜25時
場所:なんとかBAR
高円寺駅北口を出て左手の中通り商店街をまっすぐ。左手にあるハヤトチリという服屋の角を曲がってすぐです。

 

メニューは、

●チキンケバブ

●フムス(ひよこ豆のペースト)

●ミルコケーキ

 お酒は、ビール、日本酒、モスコミュール、スクリュードライバー、ラムコーク、ウーロンハイ、ジンジャーハイなど!

他、温かい自家焙煎二コーヒー、ミントティーもあります!

 

この日はスイス人ミルコもお手伝いで登場!ケーキを作ってくれるそうです。

ミルコはスイスの豆腐工場で働いていたり、畑やってたり、スクワットで鍋から何から自分で作ったりする、DIYの達人!色々話を聞くのも面白いですよ〜。

 
みんな、食べに飲みに来てね!!!
 
 
 
 

2月27日、なんとかBARやります!!!

明日、27日!
二ヶ月ぶりにニコニコ海峡酒場の店番に入ります!!!
ドイツ滞在中は、ヨウジ君の西アフリカ音楽探訪BARとして、営業してもらってました。しかし前回は、せっかく西アフリカ料理を用意していたのに、なんとかBARのガス漏れ発覚により、残念ながら中止になったとのこと。ひぃ〜!まぁ大きな事故にならなくて本当に良かった。。
なので、今回こそは、ヨウジ君に西アフリカ料理を出してもらおうと思っています。
前回行きたかった方、チャンスですよ〜。私も食べてみたい、アフリカ料理!未知!!
もちろんガスは修理して、現在はちゃんと復旧しているのでご安心を!

☆詳細☆
日時:2月27日(土)19時〜25時
場所:なんとかBAR
高円寺駅北口を出て左手の中通り商店街をまっすぐ。左手にあるハヤトチリという服屋の角を曲がってすぐです。

メニューは、
⚫︎カンジャシチュー(ガーナのチキンオクラシチュー)とフフ(ヤムイモ餅)
⚫︎ライトスープ(チキントマトスープ)とフフ(ヤムイモ餅)
⚫︎三色ナムル
⚫︎油揚げのネギ味噌はさみ焼き

お酒は、ビール、信州白ワイン、日本酒、モスコミュール、スクリュードライバー、アップルチャイ&ブランデー、ウーロンハイなど!

他、自家焙煎二コーヒー、ドイツで買ったミントティーもあります!

先日長野で買った信州白ワイン、フルーティーでめちゃ美味だったので、飲みに来てください!


私がカウンターに立つニコニコ海峡酒場は、残り2回!

会いに来てくれたら嬉しいです。飲みましょう〜\(^o^)/!

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