ニコニコ通り

漫画、木版画、イラストなどなど、製作中。

2019年9月号

さてさて、気がついたらもう2020年ですねぇ。

皆さんは良いスタートが切れましたか?

2019年にやり残したことはありませんか??

 

私は、、、あります!!!

 

ということで、いつものようにしれっと2019年9月の4コマ漫画をご紹介します。

 

いやー、消費税上がりましたね!軽減税率つきで!

どうですか。生活厳しくないですか。色々納得いかないことありませんか。

ドイツの消費税と比べてみると、まだ低い!なんていう人もいると思いますが、そもそもの社会システムや経済活動が違うのに、安易に比べるのは意味がないですよね。

高い消費税を払っていても、ドイツの方が日本より生活しやすく豊かである、というのが移住した者としての実感です。

 

でも、軽減税率について納得いかないことは、ドイツでも山ほどあるようです。

時代とともに更新されないといけない案件。

 

 

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軽減税率について日本は食料品と新聞が対象、となってるけど、ドイツは生活必需品が対象となっている。そういう観点で見ると、生理用品が必需品だということ位、秒で理解してサクッと変えてほしいですよね。つかもう7%と言わず、0%で!

ノビコでも大事な食材である、昆布や豆乳も未だに19%なのは痛い。昨今のヴィーガンブームを考えると、必需品になってる人も多くいるだろうに。

 

ちなみに軽減税率のルールで、飲食店内での食事は対象外で持ち帰りだと対象になるってのありますよね。ドイツでも同じルールだけど、それで値段が変わるっていうお店は見たことがない。ノビコでもそうだけど、持ち帰りだろうと店内で食べようと同じお値段をいただきます。ただ、かかる税金は19%と7%と大きく違うので、ちゃんと分けて清算するし、店側からすると、持ち帰ってもらった方が利益高ってことになります。

消費者側は、その差についてあまり気にしていないっていう感じ。

お店によって考え方は違うと思うけど、消費者側に損がないよう、わざわざ値段を分けるのって店側からすると結構大きな労力になるなぁって思います。

持ち帰り用容器にお金もかかってるわけだし、同じでいいじゃんって私は思っちゃいます。

ともかく、面倒なことが多い軽減税率だけど、一律で上がってしまうよりはマシ。

っていうのが現状ですね。

 

希望としては、いつでも消費税は下がって欲しい!つか無くして欲しい!!

今の日本の社会においては、消費税は完全に庶民の敵ですよ、皆さん。

充分な福祉が得られないのに、消費税のような貧乏人に厳しい税金が上がるのは納得できない。せめて!増税分をきっちり全部福祉に使って、庶民が安心して暮らせる実感を得てから、出直してこい!

それくらい、政府に強気になりましょうよ。強気でわがまま通す気持ちで選挙行けばいいし、税金必死で払ってる私たちには、そう言う権利がある。

それが自分の生活を守る、豊かにする第一歩だと私は思います。

 

 

 

 

2019年8月号

今年7月の参議院選挙、初めて在外投票をしてまいりました〜!

海外在住者は、国政選挙のみ参加できるんだけど、そのためにはまず、在外選挙人名簿への登録証が必要になる。

数年前の衆議院選挙はまだ登録証を持ってなくて、というか仕組み自体分かってなくて、投票できず悔しい思いをしたので、選挙後にデュッセルドルフにある日本総領事館で申請。書類が本籍地に送られ、登録証が届くまで、おそらく数ヶ月はかかったと思う。

そういう事前の準備が必要になるので、選挙があると知ってから動くのでは遅い!

ビザやパスポートの提示だけで出来るようになればいいのになぁ、と思うのだが、現状はこうなので、海外在住者の方々にはぜひ早いとこ申請してほしい!ちなみに総領事館に行かなくても、申請書類はダウンロードして印刷、郵送でもできるはず!

 

そして実際の投票方法は3つあって、

総領事館に直接出向いて投票する。

②自分の本籍地のある選挙管理委員会に投票用紙を請求。その際に在外選挙人名簿登録証を送らないといけない。投票用紙が届いたら、記入してまた送り返す。

③日本に一時帰国した際に投票する。

 

それぞれ期日が違うかもしれないけど、総領事館で投票する際は、期日が数週間早かったので、注意が必要。

こんな感じで、まあまあ面倒くさいんである。私はデュッセルドルフ総領事館までそんなに遠くないから良いけど(それでも往復20ユーロかかる!)、郵送する場合は、郵送にかかる時間も考慮して動かないといけない。

いやー、やっぱりハードル高いなあ。。。

 

でもね、今まで当たり前にやってきた日本の投票の仕方も、ドイツと比較すると、そもそもハードルが高い!ってことを指摘されました。

 

 

 

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なぜ鉛筆なのか、を調べてみると、「握力が弱くても書きやすい」「間違えても簡単に消せる」「安い」などの理由が挙げられていた。あと「ペンを使うと擦れて用紙が汚れ機械での読み取りが難しくなる」ってのもあった。

数年前も鉛筆だと不正が起きるかもしれないから、ペンを持参しよう!って動きもあったけど、結局ペンで書いて無効とされる可能性もあるからやらない方がいい、って話もあったりして、何が本当なのやら・・・。

なぜ鉛筆か、の理由もイマイチ納得しがたいし、不安は拭えない。

名前を書かないといけないシステムも、指摘されるまであまり疑問に思ってなかったけど、確かにいろんなトラブルが起きそう。。。間違えることは誰だってありうるし、同じ苗字の候補者がいたら混乱しそう。比例代表の政党名も略称で書くと、一体どこの党のことを言ってるのか定かでなくなり、正確な分類ができない。

選挙活動の中で候補者が、どう書けば確実かを説明する場面もよく見るが、そこを気をつけないといけない選挙ってそもそもどうなん?と思ったり。

マーク式にすれば、リストの中から選んでチェックするだけだから、どう考えても楽なんですけど。かつ多くの先進国も、選挙をマーク式にして主に機械で読み取るという方法に移行し、結果的にコストも減っているらしい。

 

どんな反論をされたところで、おそらく今の選挙システムに対する不安感は消えないだろう。そんな信頼性に欠ける選挙を未だに続けている日本は、やっぱり民主主義国家とは言えないです。もっと大胆な不正を疑う人もいるし、今の政治を見ていると、あり得ない!と思えないのが悲しいところ。

 

そして、多くの人がそこに気づき、政治家も無視できないくらいの声を届けないと、議論になる可能性すらないかもしれない。

とりあえず、「安心でシンプルな選挙が欲しい!」と言うしか私にはできない。

改正求む!!!!

 

ちなみに、私はドイツの選挙にはほぼ参加できない。自分の暮らしに直接影響があってもね。(ほぼ、と書いたのは、一番小さい町の選挙には参加資格があるため)

その悔しさは、在日外国人の悔しさと同じだと思っている。

たとえ日本で生まれ育っても、それが自分で望んだ事でなくても、国籍という壁がある限り、与えられない選挙権。だからといって簡単に自国に帰れる訳でもない。

 

だからこそ、自分の与えられてる選挙権は大事にしないといけないし、遠いドイツに住みながらでも、私は日本の国政選挙にはちゃんと参加したい、と思うのです。

 

そして、国籍関係なく、その国に住んでる人間が参加できる選挙を求む!

 

 

 

 

 

2019年7月号

はるか遠い、夏の思い出。。。

 

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本当に思ってた以上のスピードでなくなるので、仕込みが結構大変でした。

そして来年は、値上げしようと心に決めました。。。

 

今は自家製の紫蘇ソーダを出していて、これもまあまあ人気。

去年はあっという間になくなったので、今年は倍くらいの量のシロップを作って、値段も40セントあげて3.2€にしてみると、やっぱり注文数は落ちたけど長く楽しめるし、全然OK!

そもそも、紫蘇から自家栽培しているノビコ特製ドリンクなので、安売りは良くないね。

 

将来、オリジナルラベルのボトルで販売できたら、、、なんて夢もみる。

業者(シロップ渡せば、ボトルにしてくれる)に頼んで沢山作って、ノビコだけでなく色んなお店で取り扱いができたら、収入源として助けになるんじゃない?うちで仕入れてるコーラのコレクティブ会社と組めば、もっと販路を広げることも出来るかも?

そうなればもうノビコは安泰だ!時給18€も夢じゃない!わーいわーい!

 

経営が苦しいと、儲け話(勝手な想像)に弱くなりますな。

つかまず、紫蘇は誰がどこで作るん?

で、現実に戻るのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月号

インターネットで流れてくる日本のニュースが、とても悲しくて病んでて腐ってて、なんでこんな風になっちゃうんだろう、、、と考えてると、

自己責任論の強い日本社会が元凶の一つなんじゃないかと思えてきて、4コマ漫画にしてみました。

 

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怪我した時に自分の不注意を責めて、謝っちゃう気持ち、わかる。

友達によくして貰った時に、なんでか、「ありがとう」より先に「ごめんね」を言っちゃう気持ち、わかるよ。

 

日常の中で「ごめんね」を言いすぎて、こっちの友達から、たまに不思議な顔をされたり、はっきり「謝る必要ないでしょ」と言われたりして、謝るクセがついちゃってる自分に気づいた。文化の違いとして捉えることも、ある程度はできるけど、

 

例えば、アイドルが男性二人に襲われ騒動になり、最終的に被害者が謝罪させられたり、レイプされたことを訴えた女性が、服装や立ち振る舞い(酒飲んだとか抵抗が弱いとか)で叩かれたり泣き寝入りさせられたり、保育園児の散歩中、車が突っ込んできて犠牲者が出て、保育士さんたちが安全管理面で責任問われたり、ジャーナリストが紛争地域で拉致拘束され、殺されても無事解放されても自業自得と責められたり、

 

自己責任という呪いから、そんな風になってしまう事に、もううんざりしてしまう。

 

悪いのは加害者。謝るべき責めるべきは加害者で、被害者には寄り添うべきなのに、応援すべきなのに、それが出来ない人がいるって事が悲しい。そこから感じるのは、他人の不幸を笑うような冷たい視線と不信と想像力の欠如。

そして、心の何処かにある自己責任論が、傷つけられた側の謝罪で正当化されてしまう。

自己責任論が強くなると、傷を受けた事を訴えても、辛い状況を訴えても、無視されてしまう。それで助けを求められずに死んでしまう人もいるのに。

 

怪我をしたり、病気になったり、誰かに騙されたり傷つけられたりした人を、助けられる社会であってほしい。自分自身もきっといつか誰かに助けられる。そう思える社会であってほしい。

 

だからこそ、

自分にも染み付いてる自己責任感を、本当に必要なのかどうか、見直すこと。

(持ってる権利を大事にする事が、他の人の権利を守ることにも繋がる。)

本当に謝罪すべき人は誰なのか、どこに責任があるのか、考え追求すること。

(加害者がいる限り被害者が生まれるし、権力を持つ側が変わらない限り、社会は変わらない。)

 

が、大事なんじゃないかと、つくづく思うのでした。

 

 

 

 

2019年5月号

本っっ当、今更載せるような事ではないんですけど、4月にノビコは1周年を迎えました!ありがとうございます!!!

で、記念に描いた4コマがこちら。

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5cm × 7cmのマスに、当時のスタッフ全員の似顔絵を描くのはまあまあ至難の技でした。ここから卒業した顔もあれば、新たに来てくれた顔もある。

悲しいことに、看板犬として居たKalleちゃんも病気で帰らぬ犬に。。

本当にいろんなことが起きた1年だったけど、一番に言えるのは、楽しかったって事。

これからも変化し続ける中で、楽しい気持ちを持続できるかどうか。

そういう点では、変わらないことも大事だとつくづく思います。

 

1周年記念の1週間はみんな大好きなコロッケを販売しました。

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スタッフの一人が、バナーも作ってくれました。

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「ノビコ は1歳になります🥳ありがとう!」

 

2周年に向けて、一歩ずつ頑張ります。

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

2019年4月号

ポーランド系スーパーで起きた、ちょっとした事件簿。

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多分格好とかも含めて子供っぽかったんでしょうね。ノーメイクだし。

中身はポーランドのビールをわざわざ買いに来るほどの、ビール好きおばさんなのに。

 

ところで16歳てのは、ドイツでは思い出深い特別な年齢のようで。

酒もワインまでは解禁されるし、クラブに行ったり夜遊びしたり、親の目が届かない時間も増え、進学か就職かで道が分かれ、大人扱いされはじめ、世界が広がっていく年齢なんだろうなぁ。

先日も友人宅のパーティーのテーマが「16歳」で格好とかどんな音楽聴いてたとかの話で盛り上がっていたそうだけど、自分の16歳思い出しても、何にも出てこなくて驚いた。一番着てた服はなんなら高校の制服やし。あ、初めてCD買ったのは16歳だったな(遅い!)。スピッツの「フェイクファー」。CDデッキ持ってないのに、どうしても欲しくて。お姉の部屋に忍び込んで、全部覚えちゃうくらい聴いた。高校に入って環境も変わって、少し大人っぽい話題も出てきて、多感な時期だったんだろうけど、自分の見てる世界は、今思えばとても狭かった。

最近盛り上がりを見せる、気候変動対策を訴える金曜日のデモも10代の若者が中心で、発端となったスウェーデンの活動家グレタ・トゥンべリさんも16歳。

それを考えると自分の16歳の時との自我格差がすごい!

 

グレタさんのことは日本でも話題になっていたようで、SNSで応援する声も誹謗中傷する声も両方見た。

彼女が12歳からヴィーガン食を始めた事について、親の責任を問う声や子供が自分でそんなこと決めるはずないって声もあったけど、私はそんなに珍しい事だと思わなかった。のび太の姪っ子も12歳頃から自分でベジタリアンになると決めたし、ノビコをたまに手伝ってくれる16歳の男の子もすでにヴィーガンで、二人とも肉魚普通に食べる家庭で育っている。十代の若者に、自分の道を自分で決める力がないと決めつけるのは如何なものか。というか、親も社会も、子供が自分で考え自分で決める力を養うサポートをすべきなんじゃないか。それでたとえ失敗しても、途中でやめても、自分で決めてやったことなら納得できるし学びもあるだろう。ただ決めるまでの過程で、話を聞いたり、一緒に考えたり、情報を提供したり、いろんな道を示すなどのサポートは必要だと思う。周りの影響で自我が形成されるのなんて当たり前で、大事なのは、感じた事を発信出来たり、実際に行動に移したりする事だ。

その結果、グレタさんのような若い活動家が生まれたなら、まず誇るべきことでしょ。

私は、彼女だけでなくご家族や環境も含め、素晴らしいと思う。

(もちろん周りから傷つけられたり、道徳的に悪い影響を受けまくった人は、逆に反発できないと、あるいは他のサポートがないと、誰かを傷つける行動に出る可能性もある。そんな不幸が不幸を呼ぶパターンはまた別の問題としてある。)

 

グレタさん自身を見本にする必要はないけど、彼女が自ら動き、発信する事が出来た社会のあり方は、見習った方がいいんじゃないのかな。

誰かを不当に傷つけるような行動でない限り、大人がケチをつけるのは、みっともないからやめた方が良い。

 

うーん、16歳以下に間違われた話から、テーマがどんどん大きくなりすぎて、頭ん中ぐるんぐるんになってきたのでもうやめます。

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月号

わがままなノビコのお客様シリーズ。

 

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はい、名言出ました!

ケーキは身体ではなく心で消化されている!

 

私の場合は、がっつり身体で消費されるので、クリームとか一口でもう十分。だってあれ砂糖と油じゃん!

その代わりビールは心で消化しますよ。ただの苦い麦汁じゃんと言われても、関係ありません。心が満たされるのだから!だからお客様の気持ち、よくわかりますよ〜。

グルテンフリーよりも、心を大事にしていただきたい。

 

最近は私もノビコのケーキを作れるようになりました。でも元々お菓子作りにさっぱり興味がないので、作れるのはVeganケーキのみ!

応用も利かないし、さほどの情熱もないけど、レシピ通りに綺麗に仕上げるのは作業的に楽しいです。

目標は一番難関のVeganチーズケーキを作れるようになる事!これは、ケーキ好きじゃない私も好んで食べるくらい美味しい。難関なだけあってノビコでも作れるのは一人だけ。

私も、まだまだ修行が必要です。