去年の今頃、Cafe Fatschの裏庭は草ボウボウで、利用しようという気にさえならない程忘れられていた。
ただ一人、のび太を除いては。
ドイツでアジアンスーパーにしか置いてない輸入野菜で、どうしてもノビコディナーでも使いたい野菜は自分たちで作ればいい。例えば紫蘇、春菊、水菜など。そんなアイデアから、試験的にこの裏庭で色々作ってみよう、ということに。
のび太がやる気になったら、もう誰も止められない。荒れ果てた裏庭はどんどん素敵な家庭菜園へと姿を変えていった。
春菊、かぼちゃ、大根、パセリ、紫蘇、色んなハーブ、色んなお花を育て始め、そして苺も!
苺が庭にあるなんて素敵すぎるじゃないですか。何気に一番楽しみにしていたんだけど、、、
家庭菜園が一つあるだけで、こんなほのぼのした日常を体験できる!
夏には、水菜、豆、唐辛子、トマトも育ち、裏庭はワサワサと息づいていった。
いやぁいいもんですね。全部が全部、美味しくできたわけではないし、失敗もあったけど、こういうのあると満たされる、何かが。やっぱり作物があれば、食えなくて死ぬってことはないから、そういう安心感なのかな。生きる土台を得た!みたいな。
秋には大量の赤紫蘇が残ったので、紫蘇ジュースを作ってノビコディナーで売ってみたら結構好評で。
来年はもっと沢山作って、ウォッカで紫蘇シュナップスも作って、紫蘇ビジネスを展開したい。なんて夢も膨らみます!
約1年の試験的な栽培を経て、来年からはもっと計画的に効率よくいこう!とのび太さんがさらにやる気を出しちゃって、裏庭はさらに変化を遂げ、野菜を作るスペースが増量した。手作りのベンチも置いて、良い休憩スペースに。
後ろには、まだ小さな梨の木3本、椿一本も仲間入り。春が待ち遠しいです。
ノビコがオープンしたら、休憩時間にここで作物眺めながらコーヒー飲むんだ。