ニコニコ通り

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2022年2月号

私のように自転車を愛用している人が、たぶん口を揃えて迷惑がっている乗り物、

それがコイツだ。

電動キックボード、というこの乗り物。数年前から一気に普及し始めたのには、それなりの政治的理由があるようで。

なんでも、気候変動問題に対する取り組みのひとつとして、温室効果ガスを出さない新しい移動手段をつくろうとする流れから、政府がらみで推進された、ということなのだ。おそらくシェアリングという形式も、その一貫なんだろう。

けど。

それならさー、自転車でもいいよね?と思っている人はきっと少なくないと思うんですよね。だって自転車なら電気さえ要らないんだし。

そのちょっと前には自転車のシェアリングも流行ってて、それは確かに意味あるなぁと思ってた。わざわざ購入しなくてもいいし、旅行先とかでのちょっとした移動には便利だろう。

でもやっぱり電動の楽さには勝てない、ということなのか。それとも電動キックボードがスタイルとして格好いいとされているのか。

よくわかりませんが、自転車でえっちらおっちら漕いでる横をスイーッと電動キックボードで追い抜かれると、ちょっとイラッとするし、道のど真ん中に乗り捨ててあるのをみると、「自転車組に喧嘩売っとんのかワレェ」という怒りも湧いてくるってもんである。

 

こんな余計な政策でエコを進めるくらいなら、自転車道をもっと整備するとか、電車代やバス代を安くするとか、やって欲しいことは他にあるんだよ!と言いたい。

もっと言えば、ドイツは凄まじい車社会で、高速道路はタダ、制限速度もナシ、街中の空いてるスペースは駐車し放題(駐車場として指定されているところは有料)、と車は特に甘やかされすぎている。車メーカーが経済的に強いからなんだろうけど、エコ推進国が聞いて呆れるわってくらい、奴らに甘い汁を吸わせすぎである。

まあ車に対してもうちょっと厳しくしたところで、普通の国レベルになるだけで、褒められたもんじゃないけどな!

(車との接触事故以来、車嫌いが加速しております。ご容赦ください。)

 

あれ?車に対しての悪口たたいてたら、電動キックボードなんて可愛らしいもんに思えてきたな。

ま、ご利用のみなさんには、マナーと安全運転をしっかりしてもらえれば、実際のところ文句はありませんよ。

自転車とも共存して、仲良くやっていきましょう!