今年はストライキの多い一年だったように思う。
さすが労働者の権利は主張して当たり前、なドイツ、日本に比べればストライキ多いな〜ともともと感じていたけど、昨今の物価高騰の影響で、賃上げを求める声が強まったのか、今年はよくそんなニュースを聞いた。
まあ生活への影響が大きく、把握せずに電車に乗ろうとすると痛い目みるので、電車のストライキ情報は私もちゃんとチェックしていた。
空港もよくストライキで機能しなくなることがあるらしいけど、飛行機乗らないのでよくわからない。日本に飛ぶタイミングでもしストライキが被ったら、、、と思うと正直辛いな。
あとゴミ収集業者のストライキもあった。フランスで、ストライキの為に街中にゴミが溜まっていったというニュースもあったので、ドイツでも同じような事になるのか?と心配したけど、幸い長引くことはなかった。
困るっちゃあ困るんだけど、みんなの生活に支障が出てこそ、ストの意味があるよなぁとも思う。
ほら、私たちがいないと社会が回らないでしょ!もっと労働環境改善してよ!という圧力を雇用主にかけるのが目的だし、一般市民にとっても彼らの仕事の大事さを実感し、普段そういうサービスがある事に感謝をする良い機会でもあるわけで。
ストライキ、だいじ。
そんな意識が普通にあるんだろうな。ストライキがあっても当然のこととして受け止めて、それで電車に乗れなくてもアンラッキーだった、くらいにしか思ってなさそう。
そういう雰囲気を作るには、やる側のスタンスも大事で、絶対に「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが〜」的なことを事前通知で言ってはいけない。
消費者、あるいは利用者と対等な立場で向き合ってこそ、お互い様で助け合える社会の余裕が生まれるんじゃないかなぁと思うわけです。
そんな4月の4コマ漫画でした。
同僚が教えてくれたんだけど、ドイツ鉄道の労働組合は、現在も月給を更に555€上げて、週の労働時間は35時間に減らし、3000€のインフレ手当を要求していて、その要求を呑まないなら、クリスマスにストライキしてやるぞ!と絶賛交渉中らしい。
強気でいいね。
ところでなぜ555€なのか。もしや電車でGO!GO!GO!ってこと?笑
と推理していたのは、同僚です。
ドイツ鉄道さん、クリスマスプレゼントだと思って、景気よくお願いしますよ!